京都には、出生前診断(NIPT)を実施しているクリックはいくつかあります。
他県に比べると比較的、クリニックを選ぶことができることがメリットである反面、どうやって選んだら良いのか分からないかもしれません。
そこでこのページでは、出生前診断(NIPT)のクリニックの選び方、京都にあるおすすめのクリニックについてご紹介していきますね!
クリニックを選ぶ際に見ておくポイント
- NIPT検査費用が安すぎない、高すぎないこと
- クリニック場所とアクセス方法
- 検査を受けるための条件を満たしているか(特に妊婦さんの年齢、妊娠●週)
- 羊水検査を同じクリニックで受けられるか、また費用負担の有無
NIPT検査費用は、クリニックによってそう大きく差はないんです。
だからこそ高すぎたり、安すぎるのは避けた方がいいですね。
それから、妊婦さんなので移動はできるだけ負担がないようにしたほういいですよね。
クリニックの場所、アクセス方法もしっかり確認しておきましょう!あまりに遠かったり、交通の便が悪いクリニックは避けた方が良いでしょう。
他にも検査を受けられる条件は、認可施設か無認可施設かで違いがあります。
特に年齢の違いがあるので注意しましょう。性別判定は、無認可でしかやっていません。
それから、出生前診断で陽性判定の際に「羊水検査」を勧められることがあります。
より正確な診断を行うために実施するものなのですが、羊水検査を同じクリニック内で実施できるかは大切なポイントです。
またその時の費用負担についても明確になっていると安心かと思います。
残念ながら、すべての要望を満たしてくれるクリニックは存在しないと思います。
そのためご自身が何を一番重視するかを決めた上で、クリニック選びをされると良いと思います。
認可施設がよいのか?無認可施設はダメなのか?
新型出生前診断NIPTには、日本医学会と日本産科婦人科学会認定を受けている「認定施設」と、認定を受けていない「無認可施設」があります。
無認可=法律違反ではありません。
無認可でも、認可施設以上に厳し条件で実施しているところもあります。
しかし、認定施設は、一般的に検査を受けること自体のハードルを高くしています。
だから、検査を受けたい人に比べてクリニックの数の足りないということが問題視されています。
例えば、認可施設では次のような条件を満たした人にだけ検査を受けることができます。
これってかなり高いハードルです。
- 35歳以上の妊婦など染色体異常の発生可能性が高いとされる方
- 採血の前後に遺伝カウンセリングを計2回受診できること
- 夫婦同伴で遺伝カウンセリングを受けることができる方
- かかりつけの産婦人科医が紹介状を書きFAXで送付すること
- 採血を実施する医療機関で分娩予定の方
- 採血を実施する医療機関で産婦人科外来を受診すること
- 採血を実施する医療機関で遺伝学級に参加すること
- 妊娠10週〜妊娠15週目までに採血を実施すること
そういうこともあり、無認可施設では年齢制限がないことが多いです。
また、最短で当日or翌日に採血可能で、検査結果は1週間と早く、国内検査以上の高精度だったりします。性別判定は無認可施設でしかやっていません。
現在、国は認可施設を増やそうという意思はあるようですが、実際はあまり増えていません。
無認可だから危険とか違法ということではないため、しっかりWeb上の情報を見て、ご自身にあるクリニックを選んでいきましょう。
以下に、京都でおすすめのクリニックをご紹介しています。参考にしてもらえれば幸いです。
京都にある出生前診断(NIPT)対応クリニックをご紹介
京都第一赤十字病院
認可 or 無認可 | 認可 |
検査を受けられる条件 (年齢・妊娠週数) |
年齢制限なし 9〜15週目まで 以下のいずれかの条件を満たす妊娠女性 ①染色体疾患をもつ児を妊娠、分娩したことがある方 ② 胎児が対象となる染色体疾患に罹患している可能性が通常より高いと指摘された方 ③ ①②に該当しないが不安が強い方 |
検査費用(税別) | 21万円 |
検査項目 | 13トリソミー(パトー症候群)、18トリソミー(エドワーズ症候群)、21トリソミー(ダウン症候群) |
性別判定可否 | 不可 |
結果通知日数 | 約2週間程度 |
結果通知方法 | 口頭連絡 |
検査精度 | 記載なし |
羊水検査を 同じクリニックで 受けられるか |
OK |
羊水検査の負担有無 | 当院負担 |
住所 | 京都市東山区本町15-749 |
アクセス | JR奈良線・京阪電鉄「東福寺」駅から徒歩5分 |
診療時間 | 14:00〜16:00(月曜日) 15:00〜16:00(木曜日) |
休診日 | 火曜日・水曜日・金曜日・土曜日・日曜日 |
三菱京都病院
認可 or 無認可 | 認可 |
検査を受けられる条件 (年齢・妊娠週数) |
年齢制限なし 10〜14週目まで 以下のいずれかの条件を満たす妊娠女性 ①染色体疾患をもつ児を妊娠、分娩したことがある方 ②高齢妊娠(分娩予定日が満 35 歳以上)の方 ③胎児が対象となる染色体疾患に罹患している可能性が通常より高いと指摘された方 |
検査費用(税別) | 21万円 |
検査項目 | 13トリソミー(パトー症候群)、18トリソミー(エドワーズ症候群)、21トリソミー(ダウン症候群) |
性別判定可否 | 不可 |
結果通知日数 | 約2週間後 |
結果通知方法 | 口頭連絡 |
検査精度 | 記載なし |
羊水検査を 同じクリニックで 受けられるか |
OK |
羊水検査の負担有無 | 不明 |
住所 | 京都市西京区桂御所町1番地 |
アクセス | 阪急京都線「桂駅」から徒歩15分(無料の送迎バスあり) |
診療時間 | 平日 9:00〜12:00、13:00〜17:00 第2・第4土曜日 9:00〜12:00 |
休診日 | 第1第3土曜日・日曜日・祝日 |
料金の安さだけで決めないで!病院が公開している情報の多さ、口コミも参考に決めましょう
京都の場合、他県位比べると比較的クリニックの選択肢がありますので、どこにしようか迷ってしまうかと思います。
個人的には「料金だけ」で決めることはおすすめしません。
採血だけの検査とはいえ、実際検査を受けて陽性反応が出たときの反応によっては、その後の羊水検査も考慮に入れた方が良いですし、そうなると2度3度とクリニックに通うことも想定されます。
アクセスの良さ、総合的なコスト面、クリニックがどういった情報を開示しているか、出生前診断の検査実績数など総合的に判断していくと良いと思います。
お腹の中の赤ちゃんのためにも、安心して受診できるクリニックを選びましょう!